パソコンは大手メーカーによる大量仕入れによる販売戦略によって、安価で性能の比較的高い機種が販売されているので、さまざまなユーザーが自分が求めるスペックの機種を選択しやすい環境にあります。ビジネスモデルや動画編集対応モデルや激安のものまで、選択肢が幅広い上に、オーダーするとほぼ即納で宅配される体制が確立されています。一部ではありますが、自分でパソコンパーツを選び、求める性能を満たす仕様のパソコンを組み立てる人もいます。パソコンパーツは日進月歩で規格が変わり、それに伴って性能も上がってくるため、動画を少しでも短時間でエンコードできたり、高精細動画をストレスなく再生できるといった要望にも追随することが可能です。
初心者には挑戦しにくいような作業であると思われがちですが、インターネットにはパソコンパーツの規格から、互換性や価格などについて詳細にかつ分かりやすく紹介しているサイトが多くあります。パーツは、相性と呼ばれる機器間の動作不具合が発生することが稀にありますが、こうしたことに関しても掲示板やサイトで随時、情報交換されています。大量生産で安価であるメーカー製のパソコンに比べると、自作パソコンは割高の印象がありますが、世界にひとつだけの自分のオリジナル機を組み立てられるだけでなく、パーツの交換によってある程度のグレードアップまでできることは魅力でもあります。これからもパソコン市場は、メーカー製と自作機とが両立して成り立っていくことが予想されます。